elkurin’s blog

銀英伝はいいぞ

リクルートでインターンをした話

 Recruit Internship for Specialist 2019 -ENGINEER/DATA ENGINEER-

この夏9/2-9/27の4週間、リクルートさんでインターンをしてきました。結論から言うとかなり相当楽しかったです。プロジェクトも面白く、チームの雰囲気も仕事も性に合い、何よりメンターさんとサブメンターさんがだいぶ好きでした。

業務の内容は公開できないので、会社の雰囲気とか飯テロとかをしたいと思います。

 

 

取り組んだこと

メインのプロジェクトは、社内横断検索を作るというものでした。自分が入社した頃には横断検索的なものが存在せず、それに最近取り組み始めたというサブメンターさんと共に一から作りました。

しかしいきなり「検索エンジンを作ってくれ!」と言われても「え〜ページランク?」くらいしか知識はないし、Node.js!React!ElasticSearch!と言われても「あー、アニメの名前?」というおバカさんで、言葉もわからん国に放り出されて本当に生きていけるんかと心配してましたが、意外となんとかなるもので、私も最終的には「TypeScript可愛い!」と最終成果発表で発表するほどには気に入りました。

結局何やったんやというと、バック側でランキングアルゴリズムを良くしたり検索の遅延計算を頑張ったり意図推定してみたりデータソースを増やしたり、一方フロント側で検索結果の表示を良くしたりと、マジでフロントからバックまでいろんなことを好きにやらせてもらえました。個人的には結構な仕事ぶりだったと思っており満足です。内部的に何をやったのかとかどういう技術を使ったのかあたりは守秘義務で話しちゃダメらしく残念なんですが、何もかもさっぱりなところから1ヶ月でなんとかなるもんです。

知らないツールを勉強するパートもありましたが、総じて頭を使って工夫する系の仕事が多くて退屈することがなかったです。決められた機能を作るとかではないので、実装部分で悩む以外にも、そもそもどういう機能が正しいのか、どういうランキングが喜ばれるのかなどプロダクトデザイン面で考えることも多く、それがだいぶ面白かったですね。細部をきっちり詰めてやろうとしている僕を、サブメンターさんも相談に乗ってくれたりとサポートしてくれて、やりたいことが十分できたなと感じています。願わくばインターン期間を2ヶ月くらいにしてくれという気持ちでした。

リクルートインターンの特徴

世の中にはたくさんのインターンがあり、特にエンジニア系に関してはお給料も高く期間も長い楽しいインターンが無限にあって、一夏を費やすのにどこがいいか選べんということが多いと思います。なので、2社しかインターンに行ったことがない僕が偉そうにリクルートさんの特徴を話します(は?)。

それぞれの人間が目標を持ちがち

リクルートさんはホールディングスなので、RCOやRTCやRLSやいろんな会社に分社しています。その影響か、完全に一つの集合体として仕事をしているという訳ではなく、例えば私がいた検索チームだと「これが俺の考えた最強検索アルゴリズムだ!使え!」と他のプロダクトに売り込みに行くみたいなこともあります。会社の中にたくさんのベンチャーがある感を感じますね。つまり、でかいプロダクトの全体の一部として上から降ってきた何かをしているというよりかは、人々がこれいいんじゃね?と勝手に作ったものを持ち寄ってでかいプロダクトが完成するみたいなイメージです。なので、自分から「これがいいぞ!」みたいな気持ちを持って行動している方が多いなと感じました。リクルートが掲げるATI(圧倒的当事者意識)というやつですね。社員一人ひとりが結構活気があって気持ちよかったです。それぞれの立場での制約や目標をゲームのルールみたいに捉えて、不都合なところもむしろ楽しんで取り組むような方が多かったです。一方で、分社化の影響か、局所最適解に陥ってる感があります。もっと他部署と協力したらいいんじゃない?と感じるところがあって、色々開発に関する制度が十全でなかったり一般化が進んでないなあとは感じました(この辺りは問題意識はあるみたいで、改善しようとしている最中という雰囲気を感じました)。その分インターンごときでもやれることがたくさんあって、1ヶ月でも有を残せるのは大変嬉しかったです。

めちゃくちゃインターンとしてやれることの自由度が高い

上のトピックとかぶるんですが、自分がインターン中、メンターさんたちからこれをやれ!と指示されたのは、マジで何していいかわかんなかった最初の2,3日だけだったと記憶しています。そのあとは、これいいんじゃね?と思ったことを勝手にやっていました。当然完全放任という訳ではなくて、今どんな感じ?と定期的に聞いてくれてアドバイスをくれたり、ネタに困った時にたくさんアイディアを提示してくれたり、方針に迷った時にどっちが正しいか議論に付き合ってもらったり、めちゃくちゃサポートしてもらったんですが、大元に「本人のやりたいことを最優先」という理念が感じられました。なので、自分でやることを決めたいタイプの人間はかなり居心地が良く、一方で目的とかどうでも良くて降ってきたタスクをゴリゴリやりたい競技人タイプにはあまり相性良くないかもしれないです。

僕は、テーマの大枠として「検索エンジンを作ろう!」というものが与えられて、それ以降これがいいと思うってものをデザインレベルから考えさせてもらえたのは勉強になったしだいぶ愉快でした。

ボドゲ好きが多い

最高か!まず入社した初日にいきなりメンターさんがボドゲ会を企画していたので飛び入り参加して、ナショナルエコノミーという神ゲーとThe Mindとかいうクソゲーをやりました。その後も、インターンランチの時にアヴァロンの話が持ち上がって、その手のゲームが好きである話をしたら、その日の夜にアヴァロン卓が立ちました。あと、昼休みにメンターさん一押しの7wonders duelをフリースペースでやったり、最終日パソコンを没収されてから暇な時間にインターン同士でそこらへんにあった(会社のそこらへんにボドゲ置場があります)軽めのボドゲをやったりと、ボドゲ三昧で最高でした。ちなみに、インターン終了後もメンターさんが主催しているボドゲ会にお邪魔させてもらったりしています。ただ、ボドゲにビールを持ち込むのはいかがなもんかと思っていました。

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インターンランチがすごい

インターン生は毎日ランチでいいところに連れて行ってもらえます。大丸の高級うな重とか高級寿司とか高級イタリアンとか高級バーガーとか、一人暮らしの学生にはだいぶ厳しいようなところにタダで連れて行ってもらえます。そもそも食ってるものもすごいんですが、そのランチの際、他のチームの社員さんとか席が近いけど違うことやってる社員さんとかどっかの強い人とかと日替わりで一緒におしゃべりをする文化があります。うちのメンターさんはかなり気を遣ってくれて、僕があまり会ったことないけど知っておいたら良さそうな方とかを選んで呼んでくれたり、趣味が合いそうな方を推薦してくれたりと、すごくありがたかったです。またランチ以外の面でもインターンへの補助が手厚く、毎週メンターさんと雑談する時間が設けられていたり、人事の方とのお茶会で色々聞きにくいこと聞けたり、交流機会の少ないインターン同士が交流できるLT会があったり、1万円分好きに本が買えたりと、ありがたい系の補助がたくさんありました。また後日談ですが、どのインターン生をどのチームに配属するかにはかなり考えてもらっているみたいで、プロジェクト内容だけでなくチームの雰囲気に相性が合いそうかまで気を遣っているらしく、僕は最適なチームで楽しく働けました。

以下飯テロ画像になります。

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思い当たる特徴はこんなもんですかね。

リクルートインターンを一つの候補として迷ってる方には、オススメ度合いは高いです。シンプルにめっちゃ楽しかったからです。なんかグダグダと解説してきましたが、要は楽しかった!ということに尽きます。だいぶメンターさんとサブメンターさんに恵まれたなあと思っているので、お二人およびこのチームに配属してくれた人事さんに頭が上がりません。

というわけで、だいぶ楽しかったのでみんなも行ってみたらいいと思います。あと飯はうまいので行ったらいいと思います。ついでにお金ももらえるので行き得です。なんだかリクルートの回し者みたいになってきましたが、割と本当に楽しかったんだよ!

というわけで、メンターの方やお世話になった社員さんの方に感謝を述べて締めます。ありがとうございましたm(_ _)m